笑顔の効果
突然ですが、みなさん最近笑っていますか?
テレビを観ても暗いニュースが多くて、更にリモートワークなど人と接する機会が減り、なかなか表情筋を動かす機会って減ってきてますよね。
仏頂面してると気分まで下がる気がしませんか?
笑顔って心を上向かせる効果があると思うんです。
接客業をしているときは笑顔でいることが多いので、
20代初めの頃の接客業に就く前の自分と比較して、とても自分の性格が明るくなったな実感しています。
今回はしんどいことがあって笑えない、そんなときでも笑顔になれる
私なりのおまじないをこの記事ではご紹介したいと思います。
苦手な接客業に就いたワケ
私はお世辞にも社交的な性格とは言えません。
「夜みんなで飲みに行くより、家で一人で読書をして過ごしたい」
基本的に独りでいるのが大好きだし、友人と遊ぶにしても一対一が良い、
みんなとわいわい大勢で過ごしたりというのがとても苦手です。
そんな非社交的な私が接客業に初めて就いたのは、雑貨屋のアルバイトで23歳のことでした。
高校をなんとか卒業してからしばらく引きこもり同然だった時期があり、
このままではいけない!と思って選んだ仕事が接客業でした。
その頃の私は人と接することにほとんど恐怖に似た感情を抱いていました。
「働くからには自分が一番苦手な分野に飛び込んで、一番の苦手を克服したい。」
生来、負けず嫌いで見栄っ張りな性格があるので、きっと人前では虚勢を張ってそれらしく振舞えるだろうという思いもあり、自分が一番苦手とする分野に敢えて自分から飛び込みました。
切り替えスイッチ
はじめはお釣りを渡すのも手が震えるし、接客するのも噛みながらで拙いし、お客様不意に質問されると足が震えるしと散々でした。
見かねたその頃のアルバイト先の店長がそんな私に接客の心構えをアドバイスしてくれました。
『レジに立ったら、自分を女優だと思いなさい』
あとから聞いた話だと自分も接客が苦手だったから、そう思ってやってきたよとそっと教えてくれました。
それから私は仕事に出るときはスイッチを切り替えて演技をしよう!と思って実践することにしました。
はじめはスイッチの切り替えの為に、
腕時計を付けても良い職場だったので、「この時計を付けたら接客スイッチに切り替える!」
と自分の中でルールを決めて就業していました。
これが意外と効果的で気持ちの切り替えに効果を発揮してくれました。
自分のやる気スイッチを入れたいときは、何か特定の身に着けるものを自分の中のスイッチにする
のはひとつ良い方法だと思います。
心の中で唱える
日常生活で、例えば恋人とケンカしただとか、家族と言い争いをしただとか
怒りや悲しみで心の中がグチャグチャに搔き乱されていて、
仕事に就くときに気持ちの切り替えが難しく、なかなか笑顔になれない時って誰しもあると思います。
でもどれだけ自分が苦しい立場にいたって、お買い物に来てくれるお客様には関係ありません。
当たり前ですが不機嫌に接客して良い言い訳なんて存在しないと思っています。(理不尽に攻撃されたときは別ですが)
笑顔になれない、そんな時に自分がしていた《おまじない》があります。
①目尻を下げて、口角を上げ、無理やり笑い顔を作る(不自然でもOK)
②心の中で『にこ、にこ』と唱える
それだけです。
「いやいや、そんなことで笑えないでしょ」と思われるかもしれません。
これが自分には本当に効果的で、いつもより良い接客が出来るくらいでした。
ポイントは誰もいないときにやることです。
一人でいると不意にまた悲しみや怒りが湧いてきます。そういう感情が湧きそうになったら一人で無理やり笑い顔を作り、心の中で『にこ、にこ』と唱えると不思議と心が静まるのです。
それに笑顔で相手に接客しているとお客様からもらえる笑顔や対応に心癒されることも多いです。
接客をしていたからこそ心が救われたなことがとても多かったなと強く思えます。
まとめ
なんだかんだで接客業も10年になりました。
今ではもう手が震えることもありません。
コンビニで働いていたときはスタッフトレーナーという資格も頂けるくらいになりました。
時に、不機嫌な顔をしている人を見るともったいないなと思うことがあります。
笑顔でいたほうが自分も周りも良い気分になれるし、自分の心もどんどん上を向いて行く気がします。
それでも笑顔になれない時だって、生きていれば当たり前に訪れます。
そんなときは騙されたと思ってしいたけ。の《おまじない》を一度でいいので試してみてください。
心が少しだけ軽くなると思いますよ。
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